ポメラ創作賞とその後
ポメラ創作賞
ポメラを使う人を応援したいという気持ちから、私は2023年、「ポメラ創作賞」を主催しました。
2019年に始まった「ウィズポメラ企画」から続く、ポメラユーザーから作品を募る企画です。ただ、これまでは抽選で特典を進呈していたのですが、この回は初めて「審査を経て表彰」をしました。
ポメラの記事はたくさん読み、そして書いていますが、小説に関しては門外漢。人様の作品を審査できるほどの知見はありません。自分一人では荷が重すぎる、と作家の栗林さんのご協力を得て応募いただいた作品を審査しました。正直、かなりの挑戦でした。
初の受賞者決定、そして……
最終的に、ヒノエンヤさんにポメラ創作賞を贈呈しました。賞典は「審査を担当した作家の栗林さんからオンラインでアドバイスを得られる」でした。
このときヒノエンヤさんはアドバイスを受けるための準備をかなりきちんと整えて臨まれたようです(その時のnoteが公開されています)。
オンラインのアドバイスを受けた後に「リライトしたいと思っています」と言われていたのが印象的でした。
そして先日、ヒノエンヤさんがリライトした作品を公開されたのです!
応募の際は時間に追われて執筆されていたため、駆け足な印象だったのですが、じっくり改稿に取り組まれたのがよくわかる仕上がりになっていました。作品の粒度がぐっと上がったのが最初の一文から伝わります。
応募しようと決めた勇気、作品を書き上げた熱意、アドバイスを受けとめて作品に取り入れた柔軟性、1年かけて作品を改稿した根気の勝利ですね。
リンクを貼っておきます。
●色は匂えど散りぬるを【改訂版】(カクヨム)
※note版も置いておきます。noteに慣れている方はこちらから
●色は匂えど散りぬるを【改訂版】(note)
また、栗林さんはオンラインで小説のアドバイスを提供する「小説指南サービス」をされているので併せて紹介しておきます。
●小説指南サービス(栗林元)
作品づくりで悩んでいたり、つまづいていたら何か浮上のきっかけとしてアドバイスをもらうのも一つの手だと思います。これを読んでいて興味を持った方はぜひ検討してみてください。
私は出会う人に恵まれているのが強みでして、今回もヒノエンヤさん、栗林さん(と応募者、企画を裏から支えてくれた人たち)のおかげで改めて「主催してよかったな」と思える企画になりました。今後も何かしらの形でポメラを使って執筆することを応援できるような企画ができたらなと思っています。もしよかったら、あなたもヒノエンヤさんに続いてくださいね!