長音記号が特定条件でハイフンに化ける?!
長音記号がハイフンに勝手に変わる!?
ポメラユーザーさんから教えていただいたポメラの「謎」機能について紹介しようと思います。
「エネルギー」「ショー」「ローマ」
これらには共通して長音記号(『長音符』『音引き』とも)が使われています。外来語や地名だけでなく口語的な表現で「おーい」「そーっ」等がみられるほか、セリフなどで「じーさん(じいさん)」「あーし(あたし)」等あえて長音符を入れる使い方も見かけます。
この「ー(長音記号)」が特定の条件でスペースキーや変換キーを押さないのに「-(ハイフン)」に変換されるそうです。
どんな時にハイフンになるのか
教えていただいた方の情報をもとに自分のポメラで試してみたところ、記号・数字と長音記号を続けて打鍵すると「-@@-」「-33-」のように、勝手にハイフンに変換されるのを確認しました。どうやら一定の法則があったので紹介します。
変化 | 該当する文字種 | 具体例 |
長音記号のまま | ひらがな | ーあ あー |
長音記号のまま | 一部の記号 | ーー (長音記号を重ねる) ー¥ ¥ー(円マーク) |
「後ろ」のみハイフン | アルファベット | ーp p- |
前後ともハイフン | 数字 | -3 3- |
前後ともハイフン | 多くの記号 | -| |- -^ ^- -~ ~- -・ ・- -? ?- -* *- -@ @- -。 。- -、 、- |
パソコンでも同じことが起こる
パソコンでも同様のことがあるのか検証してみました。すると、「メモ帳」でMicrosoft IMEを使うと、ほとんど同じ結果になりました(※長音記号以外の記号は後ろのみハイフンになりました)。
謎機能の正体は「オートコレクト」
調べてみると「オートコレクト」という機能が働いているようでした。
Microsoft IMEの設定で「プロパティ」→「詳細設定」→「Microsoft IMEの詳細設定」に設定を変更できるタブがありました。
「オートコレクト」タブから「英数字の後のーを‐に変換」のチェックを外して「適用」を押すと、この変換機能をオフにすることができます。

「オートコレクト」機能は「入力間違いしやすいパターンを自動的に訂正する機能です」とあります。いわゆる?おっせかい機能ですね。私はMacユーザーではないのでわからないのですが、やはり同じような機能があるかもしれません。
不要なハイフンをチェックする
謎の機能の正体が判明しましたが、これまでに長音記号のつもりがハイフンになっていないか気になりますよね。自分用のメモならともかく、投稿や応募等、審査されたり多くの人に見られるテキストの場合はそうはいきません。ぜひチェックしておきましょう。
しかし、明朝体の長音符は「留め」の部分が特徴的ですが、ゴシック体になると見分けるのは至難の業です。
この項では、勝手に変換された「ハイフン」を簡単に見つけて長音記号に直す方法を紹介しようと思います。
いくつか方法はありますが、個人的におすすめは「置換」でしょう。ただし、留意事項もあります。
●Ctrl+R(置換)
ハイフンを長音記号に置換できます。もちろん「置換して次へ」を選ぶようにしましょう(※DM250をアプデしていないと「すべて置換」をするとフリーズすることがあります。詳細は過去記事を参照してください)
●F3 / Ctrl+F(検索)
こちらも同様にテキスト内にあるハイフンを見つけることができます。長音記号があるべきところにハイフンがあった場合は修正しましょう。