2021年のポメラ史に残る2つのツイート
2021年が間もなく終わろうとしています(現在2021年12月31日)。ポメラの観点から2021年を振り返ると2つのツイートが大きな反響を呼んだので紹介しようと思います。
「Googleトレンド」からわかるポメラの反響度

これは「Googleトレンド」で「ポメラ」の検索数の推移を示したグラフです。期間は2021年1月1日~同年12月25日まで。それ以降は推計値を示す点線で表示されています。これはGoogleで「ポメラ」が検索された数を割合で表示したものです。
ここで注目したのはオレンジ色の丸を付けた部分、高い位置で平らになっています。これは約2週にわたってポメラが多く検索されたことを示しています。どちらも一つのツイートがきっかけで検索されたようなので今回は、この二つのツイートを紹介しようと思います。
ツイート1:「ワープロは、いずれなくなるのですか?」(1/29)

一つ目は1月末から2月の頭にかけて「ポメラ」が検索されたきっかけのツイートです。
懐かしく感じた方もいるかもしれません。
このツイート2021年なんです。当アカウントでも紹介しました。直後からワープロ談義に花が咲きました。シャープの回答にある「文書専用機」からか、ポメラについて言及する人が続出(このツイートの引用RTにもたくさん見られます)→「ポメラ」って何ぞや?→検索という流れが予測されます。
蛇足ですが私はシャープさんのこの反応が好きです。狂おしいほど好き。
ツイート2:「同人女の感情 シーズン2 最終回」(11/6)

二つ目のツイートは2021年の後半ですね。まだ記憶に新しいと思います。
こちらの漫画に「ポメラ」の語が出るわけではなく、ワープロが登場します。再びワープロ談義に花が咲き「ワープロ懐かしい」「ワープロって何?」→「ポメラみたいなもの」→「ポメラって何ぞや?」ということで検索されたと思われます。
2つのツイートに共通する「ワープロ」
2つとも「ポメラ」が紹介されたわけではなく「ワープロ」が取り上げられると連想ゲームのようにポメラが話題となっていることがわかります。これは興味深いことです。
当時のツイッターのやりとりを思い出すと、ワープロを知る層・ワープロを知らない層・ポメラを知る層・ポメラを知らない層が「知らない」「教えてあげる」「久しぶりにポメラ聞いた」「最近のポメラ進化してるね!」という流れから話題が生まれていたように思います。
また「ワープロ=ポメラ」と単純に言い切れない(少なくともポメラの開発者はワープロを意識したとは答えておらず「モバイルギア」の格好良さを目指していたと話している)ことが議論を深め、およそ2週にわたって検索された理由の一つかもしれません。
さて、2022年は……?
2021年のツイートを紹介しました。さあ、新しい年はどんな話題で「ポメラ」が盛り上がるでしょうか。たくさんの世代を巻き込んで、その良さが広く知れ渡ることを願っています。では、よいお年を!