ポメラに入れるSDカードはどう選ぶ?

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ポメラにはSDカードを入れて使え

当アカウントはポメラにSDカードに保存することを強く推奨しております。理由は一つ。「本体が故障したときにデータが取り出せない」からです。

ポメラDM200とSDカード

失ったのはテキストデータだけではありません。数年分の登録単語がゼロになったことを知ったときのショックはかなりのものでした。登録単語(ユーザー辞書)もSDカードに保存できるのでバックアップを取っていない人はぜひやっておきましょう。とにかく、ポメラユーザーにとってSDカードは必須です。

SDカードは何を使うべきか

さて、本題です。当アカウントにもSDカードはどれを選んだらいいかという質問をいただきます(ありがとうございます)。いくつかのポイントを挙げていきましょう。

容量は32G以下

SDカードの容量は32G以下のもの(SDカード・SDHCカード)を選びましょう。32G以上の数字だったり「SDXC」の表記のあるカードは使えません。最近は100G以上のものも安く買えるので注意が必要です。

ちなみに、どれくらいの容量を買えば足りるのかとも聞かれます。
ポメラで扱うテキストデータ(.txt)はとても軽量です。DM250の最大文字数の20万字は約600KB。MB(メガバイト)じゃないですよ。つまり1Gでも充分なのです。(※ポメラDM200の本体メモリは128MB)

ただ、アップデート用のデータやスクリーンショットのデータを保存することを考えるとあまり少ないのも余裕がないので2G以上あるといいと思います。低容量のSDカードはかえって高かったりするので、8G~16Gくらいあってもいいと思います。(2024年5月4日追記:8~16GのSDカードと32Gの価格がほぼ同じになっているので32Gをお勧めします

スピードクラスはクラス10まで対応(UHS非対応)

次に見るべきはデータの転送速度です。CLASS表示(Cの中に数字)のあるSDカードを選びましょう。どこで確認できるかと言うと、「Cに入った 10」はそのままスピードクラスが10であることを示しています。

ちなみに、その上にある「Uの中に1」のマークも転送速度の規格です。こちらはUHS(ウルトラハイスピード)という規格で、さらに転送速度が速いのですが、ポメラでは非対応です。クラス表示(Cの中に数字のマーク)のないSDカードは避けましょう。※マークがないけれど対応していることもあります

公式の動作確認済のSDカードもある

キングジムが動作確認をしているSDカードもあり、公表されています。DM250は「SanDisk」と「KIOXIA(旧東芝)」の2社です。そのほかのメーカーでもおそらく大丈夫だとは思いますが、安心感がありますね。

1000円以下のSDカード

上記の条件を満たすカードで1,000円以下のものを挙げておきます。(※以前は16Gを紹介していましたが、32Gに変更しました。検索時においてどちらも1,000円以下で買えるものを選んでいますが、読んでいるタイミングでは変動している可能性もあります)

SanDisk(サンディスク) Ultra SDHCカード(正規品 32GB)
KIOXIA(キオクシア) SDHCカード 国内サポート正規品(32GB メーカー保証5年)

画像や動画を扱うにはスペックが低いですがそれでもポメラなら十分な性能だと思います。

SDカードは静電気に弱く、また消耗品です。1年使ったら取り換えてもいいと思います。多くはありませんが、SDカードの不良でポメラのデータを消失するということもあります。同じSDカードを使い続けている方は新調をぜひご検討ください。ご相談はお気軽にどうぞ!

(追記)

いくつか質問をいただいているので追記します。

マイクロSDカードも使えますか?
はい、使えます。スマホでテキストのやりとりをする方は便利かも。
▼公式の動作確認済のメーカー品はこの2つです
● キオクシア マイクロSD (アダプター付き 32GB)
● サンディスク マイクロSDカード (アダプター付き 32GB)

※マイクロSDカードを単体で持っている人はアダプターを忘れずに!
● エレコム microSDメモリ 変換アダプタ 

「このSDカードってポメラで使えるのかな?」と不安になったときはお声かけください。