物理キーボード付きカバーはポメラの競合になる?

ポメラ雑談

きっかけは一つのツイートから

「スマホ用キーボード付きカバー」がバズったのですが、ポメラを思い浮かべた人も多かったようです。この商品はポメラの競合になるのか考えてみました。

▼火付け役になったのはこのツイートです

※商品はおそらく、これ→(ワイヤレスキーボード iOS/Android携帯用 スタンド付き 一体式)あるいはこれ→(2-in-1 Bluetoothワイヤレスキーボードとカバー)だと思います。いずれも3000円以下でお求めやすい価格ですね。

アンケートを実施してみる

当アカウントは「週末アンケート」と称して、ポメラユーザーの世論調査を実施しています。今回はポメラでBluetooth機能を使うかどうか聞いてみました。(「スマホに接続」に限定すればよかったと今更ながら後悔)

結果はくっきり「ほぼない(年に1度以下)」が70%を超える結果となりました。

もちろん、親指シフトユーザーはBluetoothで接続してもいつもの入力方式が反映されない等、単純な比較はできませんが、ポメラにBluetooth接続で執筆する用途は期待されていないようです。逆に「よくある」と答えた人にはキーボード付きケースが便利に使えるかもしれないですね。

今回の結果を見る限りは多くのポメラユーザーにとっては物理キーボード付きカバーが活躍するタイミングはなさそうにみえます。

キーボード付きカバーユーザーにポメラは「刺さる」か?

今度は逆に、キーボード付きカバーユーザーにとってポメラは魅力的な端末に思えるでしょうか?いくつかの面で考えてみましょう。

●キーボードの品質
キーボードも人によって好みがあります。打ち心地や打鍵、キー配置の好みによってはポメラの方が好きという人も出てくるかもしれません。

●セットアップ(立ち上げ)までの時間
キーボード付きカバーは執筆までに大きく3つの工程が発生します。一つ目が執筆アプリを表示すること、二つ目がスマホをカバーに取り付けて固定すること、三つ目がスマホとキーボードをBluetoothで接続することです。ポメラは端末を開くだけで執筆できるようになるので、この工程が面倒という人にとってはポメラは魅力的かもしれません。

●執筆しながらスマホを使いたい
執筆しながら調べもの、あるいはタイマー等の別のスマホの機能を使いたいときは一旦執筆の画面から切り替えなければいけません。また、電話がかかってきたときはこのカバーだと少し大変そうですね(イヤホンを付けておけばいいのかな?)。ポメラの場合はポメラの横に置いておけば操作ができるのでそういった心配はありません。

●スマホの充電残量を減らしたくない
機種に差はあると思いますがBluetooth接続で執筆し続けるとかなりスマホの充電は減ります。家で執筆するには問題ありませんが、出先で執筆をした際、筆が乗ってしまってスマホの充電が減って困ってしまうシーンが出てくるかもしれません。ポメラを持っていればいくら執筆してもスマホの充電残量とは無関係です。何ならポメラの充電は使い切ってしまってもいいわけです。この点ではポメラのいいところですね。

●スマホのバージョンに左右されたくない
私はスマホを長く使うのですが、アプリ側からバージョンの更新を求められたり、一部の機能が使えなくなったりして、過去に機種変更を余儀なくされたことがあります。執筆アプリでそういったことは少ないとは思いますがスマホのアプリである以上、逃れることはできません。その点ではポメラが使えなくなることはありません。

●広告が気になる
執筆アプリに広告が入って気になる人は多いと思います。無料で利用する場合、これは宿命かもしれません。ポメラはその点では広告は入らないので気にせず執筆することができます。

6点挙げてみましたが、こうしたことが気になる、向上させたいと思う人はポメラに興味を持ってもらえると思います。

競合というより……

現在、スマホやタブレットのアプリを活用(許容)している人はキーボード付きカバーが魅力的に感じると思います。その一方で、アプリやスマホのバージョンアップで仕様が変わることや広告が入ることを嫌ったユーザーがポメラに興味を持つ可能性があるのかなと思います。

キーボード付きカバーはポメラの競合というよりも「ポメラへの第一歩」になるのではと期待を込めて、簡単な図にしてみました。

ポメラの魅力って何だろう?

いま、いろんな製品が出てきて「ポメラライク」「疑似ポメラ」な使い方ができるようになっています。ポメラの魅力が相対的に見えにくくなることもあるでしょう。今後、当アカウントとしても、ポメラと競合する製品を使っている人、検討している人にもポメラの魅力を発信していきたいなと思いました。

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