ポメラDM250US発売へ

ポメラDM250,ポメラ雑談

日本時間、2月18日(火)15時、唐突にpomera DM250USが発表されました。今回は、この機種について現時点でわかっていることをまとめたいと思います。

pomera DM250USの主な仕様

「米国版ポメラ」と言えば、Freewrite travelerでした。ついに、本家の「米国版ポメラ」が登場したわけです。海外のYoutuberがポメラを使っていたり、ポメラの使い方動画を出していることは知っていたのですが、公式版で出るというのは驚きました。ポメラって「日本語特化」したATOKを積んでいることもあって、ガラパゴスガジェット的な文脈で語られることもあったので、意外な展開でした。

DM250USの紹介ページ(https://www.indiegogo.com/projects/pomera-full-suite-typewriter-for-focused-writing)を参照しつつ、ざっくり、DM250との違いについて触れておこうと思います。

●日本版のポメラDM250がベース(できることやインターフェースも同じ)

●US配列
●フォントはサンセリフとローマン体
●スペルチェック機能あり
●先頭文字を大文字にする等のサポート機能あり
●電源周りは米国仕様
●「ポメラSync」搭載
gmailでメールを送ると書いているので、DM200で採用された「ポメラSync」が搭載されるようです(DM250で投入されたのは「ポメラリンク」。名前が紛らわしいですね)。アプリの英語版が出ていないからでしょうか?あるいはWi-Fiの規格等が関係するのでしょうか。

日本語対応?米国以外でも使える?

「日本語は使えるのか」「日本でも使えるのか」かは非常に気になりますが、現状では以下の通りです。
●対応言語は英語のみ(ただし、ウムラウト等の記号は出せる)
●米国にのみ出荷
●日本での発売は無し 
(→We currently have no plans to sell the DM250US in Japan.)
ネイティブな方にお聞きしたいのですが、これって「直近は予定していない(けど将来的にはあるかもね?)」みたいなニュアンスを含んでいますか? それとも「無いものは無い」なのか。

私は希望的観測かもしれませんが、日本語対応・日本への発送も可能性はあると思います。
先行する競合機種である「Freewrite Traveler」も最初は英語のみ対応で、後からアップデートで日本語等、多言語に対応した経緯があります。クラファンが成功して、売れ行きがよければ、アップデートしてくれるんじゃないかな……と期待してしまいます。日本発送も、キングジムは日本の企業ですから難しくないでしょう。つまりは、売れ行きと反響を見てということになるのではないかと思います。

4倍以上の金額を集めて目標達成

今、日本時間でまもなく2月19日の午前6時というところですが、日本円で約700万円を集め、まずは目標達成しました。これを受けて近々、さらに上の目標"Flexible Goal"が設定されるのではないかなと思います。

かつて、ポメラDM30が米国に挑戦するべくクラウドファンディングサイトのKickstarterでキャンペーンを行ったことがあるのですが、そのときは目標までお金が集まらずに失敗に終わっていました。これはキングジムにとっても大きな意味ある成功ですし、いちポメラファンとしても米国にポメラユーザーが増えるのはとっても嬉しいです。おめでとうございます!