ポメラDM200の販売終了に関して気になる5つのこと
ポメラDM200の販売終了に関して疑問に思うところをまとめてみました
1:ポメラDM200はもう買えないのか
公式サイトの「販売終了」は「生産終了」のことだと思います。在庫がなくならない限りは購入できると思います。DM30の場合は生産終了から約1年は購入することができました。
2:ポメラDM200の価格はどうなるのか
わかりませんが、在庫数が減るとプレミア価格になることが過去のシリーズではありました。
3:なぜ3月31日に終了か
簡単に時系列を紹介しておきます。
2021年7月末 | 品薄で工場出荷待ちに(量販店・オンライン共に) |
2021年8月半ば? | オンラインから在庫回復、量販店でも販売再開 |
2022年1月末 | 2万円台への値下げ |
2022年3月末 | 「販売終了」サイトに記載 |
1月末の値下げは販売終了を見越したものだったのでしょう。3月末ということで年度を意識したものだったと思います。
4:「ポメラ」シリーズは終了なのか?
あくまでDM200の販売終了でシリーズ終了とは言っていません。
とはいえ、シリーズ唯一の現行機だったポメラDM200が終了し、ポメラ新型の発表もないため、ポメラシリーズの終了かという懸念は出てきます。過去を振り返っても、現行機がない状態は初めてだと思います。
ポメラシリーズが終了なのかと心配している方も多いですのでキングジムにはポメラシリーズを終了するつもりが無いのであれば、できる限り早急にその旨を世に発信してもらいたいなあと思います。
5:新型ポメラは出るのか?
皆さん気になる新型ポメラですが、私は出ると思います。いくつか理由はありますが、客観的な事実とメタ的な要素を挙げていきたいと思います。
【客観的事実】
●ポメラユーザー限定のアンケートの実施
キングジムは2019年にポメラユーザー限定のアンケートを実施しています。2014年にも同様のアンケートを実施しております。またポメラのものづくりはユーザーの声を受けて行っていることはこれまでの開発者インタビューでも何度も登場しているところです。
●インタビュー記事での「次は○○したい」の記述
ポメラ開発者インタビューではポメラDM200の無線接続についてなど多くの声を受けていることを明かして改善したいと読み取れる発言があります。おそらくこの段階でも新型開発に向けた作業が進んでいるからだと受け取っています。
●技適を通ったキングジムの端末「DM250」
過去に何度か取り上げていますが、キングジムが DM250 という型番で技適を通しています。内容はポメラDM200とほぼ同じですが一部、出力が強い値があります。これは「ポメラDM250」だと読み解くのが自然だと思います。
【メタ的要素】
●14年続く「ポメラ」シリーズをこんなに静かに終わらせていいのか
ポメラ初代、ことDM10は2008年に発売されました。10周年の2018年には作家の羽田圭介さんら愛用者のインタビューを掲載した特設サイトを作ったり、「スケルトンモデル」ことポメラDM200Xのキャンペーンを行いました。そんな看板商品の一つを「販売終了」のテキスト1行で終わらせるということがあるでしょうか。今後に新型の発売が控えているからこそ「ポメラ終了」のアナウンスがないのだと思います。
●ポメラ15周年が近づいている
来年2023年はポメラ発売から15周年の記念の年です。個人的にはこの年に何かサプライズがあると思っています。人事においても2021年の末に、グループ会社の代表をされていた初代開発者の立石幸士さんが電子文具部門の部長になったこともあいまって、何かありそうだと期待をしています。この段階で「ポメラ終了」は考えにくいと思うのです。
※人事の話はここで紹介しています。
→最新のポメラ開発者インタビューを読むと、年内の新型発売は無いような気がしてきた