ポメラは人を束縛する?
エッセイが流行っているらしいです
どういう文脈なのかわからないけれど、「エッセイを書くこと」について語る人がX(旧Twitter)に多いので、おそらく流行っているらしいです。
※知っている人はどこが火元なのか教えてください
※この記事が出る頃には下火になっているかもしれません
ポメラが出てくるエッセイといえば…
当ブログがエッセイと聞いて思い浮かべたのはこちら。
津村記久子さんのエッセイ集「やりたいことは二度寝だけ」です。芥川賞を受賞された津村さんの初エッセイ集で、この中にポメラについて触れた「お茶屋と文筆業」も入っています。
■津村記久子「やりたいことは二度寝だけ」(Amazon)

津村さんは同書の執筆時は会社員と作家の二足のわらじの生活をしていたそうで、小説はPC、エッセイは「手書き→ポメラで清書」のスタイルを取っていたそう。
ポメラは人を束縛する道具?
この中に出てくる「束縛」という言葉は、同じく芥川賞作家の羽田圭介さんもメルカリマガジンというウェブサイトの「こだわりの道具に身体を縛られる」というコラムを思い出しました。
■ 作家 羽田圭介「こだわりの道具に身体を縛られる」(メルカリマガジン)
ポメラユーザーが別のベクトルで「束縛」「縛られる」という言葉を使っているのが面白いなと思いました。津村さんのエッセイは文庫にもなっていて入手しやすいと思うので比較してみてください。