「カクヨム甲子園」にキングジム賞!
蛇足:ポメラユーザーは道具の描写がしつこい?
私はポメラで書かれた作品を読むときは道具の描写に着目しています。例えば2022年の芥川賞受賞作「荒野の家族」はポメラで書かれています。私は作品を「ポメラ要素」を探しながら読みました。その時の記事も置いておきます。
ポメラDM200で書かれた「荒地の家族」を読んだ
「ポメラ要素」とは何でしょう。
私は「道具と人の(強い)関係」と捉えています。ポメラをあえて選ぶ人物が書く作品ならば、道具に特別な意味合いを持たせたり、人と道具の強い関係性を描くのではないかという仮説をもっているからです。
その意味では「ポメラ要素」を作品に織り込んでいるのは、羽田圭介さんだと予想しています。ミニマリストの男性が主人公の作品「滅私」を書いているあたり(すみません、未読です)そういうにおいを感じています。エッセイ 私の名品 「こだわりの道具に身体を縛られる」 では道具と身体についての考察がみられます。
皆さんも、ポメラで書かれた、ポメラ使いの作品を「道具」という視点で読んでみたり、自分でも「道具」を意識して作品を書いてみてはいかがでしょう。特に高校生の皆さん。カクヨム甲子園に応募して「キングジム賞」を狙ってくださいね!