フリーズしてもデータを飛ばさない方法がわかった!【DM250】

お困りごと,ポメラDM250

ポメラDM250のフリーズ

ポメラDM250は純正ではないケーブルを使用したときにフリーズします。また、「すべて置換」を選択したときに、いくつかの条件を満たすとフリーズすることもわかっています。(関連記事)

私はポメラDM250を必ずフリーズさせる条件を見つけました。
フリーズの状態では何が起こっているのか、どう対処すればフリーズ後にデータが守れるのかを検証したのでそれをお伝えしようと思います。

(おことわり)
これから記載することが全てのフリーズで有効であるとは言い切れません。ご了承ください。

フリーズとフリーズからの復帰

今回私は「すべてを置換」を使って、必ずフリーズする条件を整えました。
フリーズを経験したことのない方に簡単に紹介すると、フリーズすると、キーボードの操作が一切効かなくなります。画面も固定され、蓋を閉じても電源は切れず、充電している状態でフリーズすると、充電ケーブルを外しても充電ランプが点灯したままになります。

フリーズを解除するには電源ボタンを長押しします。すると電源が落ちます。再度蓋を閉め、そして開けると電源が点いて起動状態に復帰できます。取説でもポメラDM250のフリーズからの復帰は「長押しする」で終わっています。本記事はここからが本番です。

フリーズ復帰の「後」

フリーズから復帰したときの画面は、大抵データが飛んだように見えます。私が試した限り、データが全て喪失することはありませんでしたが、かなり前の保存時の状態に「先祖返り」していました。

しかし、何度もフリーズを繰り返すうちに、実はデータは飛んでいないこと、むしろ復帰後の操作でデータを飛ばしていることに気がつきました。

フリーズから復帰後、何をしている?

ポメラDM250でフリーズ経験が無い人も少し想像力を働かせてみてください。

あなたが執筆をする最中、急にポメラがフリーズしました。
どのボタンを押しても電源が落ちません。あなたは、ネットで調べて長押しをすればいいという情報を見つけます。あなたはその情報を信じて電源ボタンを長押しししました……すると見慣れたロゴマークが表示されました。

「よかったあ。戻った!」とほっとするのも束の間、表示されたのはかなり以前のデータ。頑張って書いた多くの部分が失われてしまいました。
「まだ今なら。覚えているうちに書かなきゃ……」あなたは記憶を頼りにテキストを書き始めます。今度は注意深く、こまめに保存をするよう意識するのでした……。

大抵の人がこのように考え、執筆に励むと思います。フリーズ状態は思いがけないタイミングに来るので冷静でいられるという人は少ないことでしょう。

しかし、繰り返しますが【データは飛んでいません】。むしろ新しくテキストを書くことで古いデータが上書き保存されることで、本当にデータを飛ばしてしまいます。

データを飛ばさない3ステップ

復帰後にすべき操作は難しくありません。落ち着いて以下の3つを行いましょう。

①フリーズ復帰画面で何も入力しない
②そのままメニューから「編集終了」をする
③「開く」から改めてファイルを開く

※注意
ただし、戻るのはフリーズ前に保存していた部分であって、保存していなければデータはありません。執筆中はこまめな保存(Ctrl+S)が必要です。

ファイルを開いている状態で、「メニュー」→「ファイル」→「編集終了」を選択します。慣れている人なら「メニュー」→「方向キーの上(↑)」→「エンターキー」なので、画面を見ずに操作できると思います。

フリーズしても焦らずに!

フリーズはほんとうに嫌なものです。一切の操作が効かず、電源も落ちない。復帰してもデータは飛んでいる。なんとか取り返そうと書き始めたいところです。でもそこはぐっと気持ちを抑えて一度「編集終了」をしましょう。そうすればデータはフリーズ直前まで戻ります。ポメラDM250をお持ちの方はぜひ頭の片隅に置いていてください。

普段あまりこういうことは言わないのですが、今回はこのページのブックマーク(PCならCtrl+D)をオススメします。