ポメラDM250がフリーズする条件
以前、ポメラDM250で「すべて置換」を使うとポメラがフリーズするという話題を取り上げました。その後、私は条件を検証し、ついにフリーズの条件を発見しました!今回はその条件を紹介します。
<Ver.1.2.0.0のアップデートで対応されました>
ポメラDM250がフリーズする条件
ポメラDM250を使用してフリーズする条件は以下の通りです。
※※試したい方はデータをバックアップしておきましょう※※
①:一文字目に任意の1文字を入力(画像では「ポ」)
②:二文字に一文字目以外の任意の文字(画像では「メ」)を3334文字以上入力
※このとき改行は入れません
③:カーソルを冒頭に置く(一文字目の左側)
④:Ctrl+R(置換)で上に一文字目(下は空欄でOK)を入力
⑤:「すべて置換」を選んでエンターを押す
⑥:フリーズする
※電源ボタン長押しで復帰できます※
※何も操作せず「編集終了」してください※
以上が私が検証した中で最少の文字数でフリーズする条件です。
自分のDM250もフリーズさせたい?!
本当にこの条件でフリーズするのか試してみたいと思った方もいることでしょう。また、フリーズを経験してみたい、フリーズ検証したい、3335文字のファイルを作るのが面倒、という方は私がフリーズ用に作成したファイルをコピペできるようにしました。
▼こちらをクリックしてください。下図のようなファイルが表示されます。
※このファイルを使って生じた損害について私は責任を取りません。自己責任でお願いします※
フリーズで何が起こるのか
フリーズによって何が起こるのかまとめてみました。
①フリーズ前に編集したデータ(保存済)は失われない
●フリーズ復帰時(長押し後に表示される画面)は少し(数分~数時間)前のデータに「先祖返り」します。しかし、一度「編集終了」して開き直せば、フリーズ直前の保存した状態のデータになります。
●フリーズ時に編集していたデータおよび、フリーズ前に編集していた既存ファイルも失われません。
②フリーズ前に新規作成したファイルは失われない
フリーズ前にファイルを新規で作成し、その後、フリーズ用のファイルを使ってフリーズすると新規作成したファイルは失われることはありません。
③フリーズ前に行った設定変更は失われる
フリーズ前に行った設定変更は失われ、フリーズ復帰後、改めて設定する必要があります。(例えば、文字サイズやグリッド、画面の明るさも変わります)
不明な点も残る
フリーズのことが少しずつわかってきたのですが、未だによくわからないこともあります。
通常、ポメラを開いたときは編集時の状態が表示されますが、フリーズ後の長押し復帰時の画面は時が遡ったかのように「フリーズ前に開いた(別の)ファイル」であることが多いです。
しかし、これは毎回ではなくフリーズ時のファイルが開いた状態で復帰することもありました(その場合もカーソルが末尾になっていました)。どういった条件で復帰画面が変わるのかは今のところわかっていません。
ただ、一つだけ復帰画面を任意のファイルにする条件はわかっています。一定時間操作がないと電源が切れる「オートパワーオフ」で電源を落としてからフリーズさせるとオートパワーオフ時に開いていた(あるいは開いていなかった=新規作成画面)ファイルに復帰します。
オートパワーオフ以外にも復帰ファイルが変わるタイミングがあることは確認できたのですが、それが条件があるのか固定なのかは把握できていません。今後の課題にしたいと思います。