DM200は買い? 新型ポメラが出るまで待つべき?

ポメラDM200,ポメラ雑談

新型ポメラの発売が噂されつつ、公式からアナウンスのないこの時期(2021年9月5日現在)において、「ポメラが欲しいが、新型ポメラが出るまで待つべき?」と、お悩みの方が多いことだと思います。毎日ポメラに関する情報を発信するアカウントとしてお答えするなら……

「その人の用途・希望によります」。(ミもフタも無い……)

この記事では、どういうタイプの人は新型まで待った方がいいのか、どういう人であればDM200を買ってもいいか。新型ポメラに関する予測も兼ねつつ私見を披露しようと思います。

新型ポメラ発売まで待ったほうがいいタイプの人

①スマホとポメラの両方で一つのテキストを書き進める人
 現在のポメラSync(同期機能)は時間がかかります。(Wi-Fi接続、データの同期で2回待たされる)この点に関して不満が開発陣に届いているようで、「今度はそこも解消していければ」とインタビューに答えています。
 つまり、スマホとポメラの両方を同期させて書き進めることを予定している人は新型を待ちましょう。逆に言えば、ポメラSyncを使わない、そもそもAndroidユーザーでポメラSyncが使えない、あるいは別の方法(SDカード等)でデータのやりとりをする予定だという人は新型でなくてもいいと思います。

②ポメラの持ち歩きを予定している人
ポメラ開発陣インタビューで「課題」として重量を軽くすることと起動時間を早くすることを挙げていました。家で使用する人は重量は気にしなくてもいいですが、持ち歩く人にとっては重量は非常に重要なポイントです。また起動時間も取材先で相手を待たせずに書き始めたい、議事録を取りたい、そういう外の利用シーンを想定している人は新型の方がいいでしょう。

いくつか目標に達しなかった課題もあったとも語る。
1つは重量だ。580gという重量は、片手でも持ち運べる軽量化を実現したものだが、徹底的に軽量化したDM100の約440g(乾電池含む)に比べると重たい。(中略)もう1つが起動時間だ。起動にDM200は4秒ほどかかる。DM100では3秒程度であったことから、DM100のユーザーにとっては、起動時間が遅いと感じてしまうだろう。

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③電池持ちを気にする人
ポメラは電池持ち「20時間」が目標として掲げられてきました。(※)これは初代から変わっていません。DM200の電池持ちは残念ながら約18時間。新型は20時間の「リベンジ」をしてくると予想しています。この点から外で使うシーンが多い人、またなるべく充電せずに使いたいと思う人は新型をおすすめします。

(※電池もち20時間について)
製品化でこだわったのは手軽さと電池の持ち。(中略)1日4時間使って5営業日、つまり1週間は電池を交換せずに使えるという安心感がほしかった。

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④10万字超の長編書きの人
ポメラユーザーさんへのアンケートなどでよく「1ファイルあたりの文字数を増やしてほしい」という声を聞きます。主に長編を書く方から1ファイルで一つの作品を分けずに保存したいというニーズです。ポメラDM200は5万字がアップデートで10万字となりました。ここからさらに倍の20万字、少なくとも15万字に増やしてほしい聞きます。もちろんこれはキングジムのポメラ開発陣にも届いていることでしょう。また、歴代ポメラの歴史は1ファイルあたりの文字数の拡大の歴史でもあります。ちなみに初代のDM10は4000字でした。新型ポメラも1ファイルあたりの文字数は増えるでしょう。長編で1ファイルに10万字以上を保存したいという方は新型を待つ方がいいでしょう。

●ただし……予算とも相談
新型ポメラの価格はDM200の定価、49,800円よりも高くなると予想しています。安くなるまでは手が出ない、でもポメラは欲しい方は、各種ポイント等を使って36,000円(最近の底値)あたりでDM200を手に入れるというというのも悪くないと思います。もちろん上記で挙げた、ポメラSyncや文字数、電池持ちといった点は気にしないという前提ではありますが。

今からポメラを購入したいと思われている方は大変悩まれていることかと思います。判断材料の一つに加えていただき、ぜひ検討を深めてくださいね!