Amazonレビューの「ポメラは壊れやすい」は本当か?
「ポメラは壊れやすい」が定説ですが……
ポメラDM200をアマゾンなどの通販サイトで覗くと「壊れやすい」「修理代も高かった」「**(伏字)」という評価が割と目立ちます。これを見て「購入をためらう」というツイートもよく見かけるので、今回はこのレビューについて取り上げてみます。
Amazonの評価をみてみよう
ポメラDM200の評価は以下の通り
「308 件のグローバル評価、星5つ中の4.3」(2022年5月28日時点)
星の数 | 評価件数 | 割合 | レビュー数 | レビュー率 |
星5つ | 185件 | 62% | 85件 | 45% |
星4つ | 74件 | 22% | 45件 | 60% |
星3つ | 16件 | 7% | 8件 | 50% |
星2つ | 10件 | 2% | 9件 | 90% |
星1つ | 23件 | 6% | 18件 | 78% |
星の評価の平均が4.3。最高評価の5をつけた人が62%。これは高い評価だと思いませんか? しかし、なぜかポメラDM200はマイナスな印象を持つ人が多い。どうしてでしょう。
ネガティブな評価はレビューも多い
Amazonでは、商品の評価をレーティング(星の数)とレビューで行うことができます。レビューは書かずに星をつけるだけも可能です。
星1つと星2つのレビュー率は平均で81%。レビュー主の「ヒトコト言わずには居られない」という気持ちが伝わってきます。購入を検討する人への「注意喚起」としてレビューを残している人もいます。一方で、ポジティブなレーティングを付けている人は、レビュー率は45%と低くなります。星だけつけて満足、という感じでしょうか。ネガティブなレビューの割合が高いと、自然とネガティブなレビューが目に入りやすくなることがわかります。
ネガティブなレビューの強い言葉に「役に立った」ポイントが集まる
Amazonのレビューには「役に立った」ボタンがあります。アルゴリズムは詳しくはわかりませんが傾向として「役に立った」の数が多く、かつ、新しいレビューの表示順位が高いようです。ポメラDM200に関していうと星1のレビュー「キングジム製品は二度と買わない(2019年9月3日)」が359ポイントを獲得して1番目に表示されています。
レビュー主の主観についてあれこれ言うことはしませんが「二度と買わない」という主張を目にすると「そういう品質なのか?」と思ってしまうのは仕方ないことだと思います。
初期不良や1年未満の故障は5年半で11件(レビューから判断)
さて、タイトルに書いたように「ポメラは壊れやすいのか」考えていきましょう。
なお、ポメラのレビューは2016年10月から2022年5月末までの約5年半で、165件ありました。そのうち「使えなくなった」「故障した」とあるレビューは16件。そのうち操作ミスと思われるものや(落下等の)過失による故障、中古品のレビューを除くと11件となります。全レビュー(165件)のうちの11件なので6%程度。これを高いと評価するか低いと判断するかが購入の分かれ目になるような気がします。
※これから(新品の)購入を考える人は、初期不良が出た発売直後の2016年頃のレビューは当時のものとしてあまり関係ないものとして読むのがいいと思います(この頃に初期不良が多かったのは確かです)。
評価・レビューと上手な付き合いを!
当アカウントとしてはレビューで言われているようにポメラDM200は壊れやすいかと問われると、「レビューだけでは判断できない」という結論に達します(レビュー抜きで壊れやすいかどうかはまた別の機会に考えてみたいと思います)。
通販サイトの評価やレビューは、実際に使ってみてどうだったか掲載されていて便利なものだと思います。上手な付き合いをしていただければと思います。購入するかどうかでお悩みの方は、当アカウントはいつでも相談に乗りますよ!